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簡易リフトと垂直搬送機の違い

「汎用的リフター」市場について

簡易リフトの規制が緩和されたことで、「垂直搬送機」と「簡易リフト」のどちらを導入すべきか迷うケースが増えています。
それぞれの法的な位置づけや用途・管理に関する違いなどを整理しました。
ご検討中の方の参考になれば幸いです。

3つの主な違い

①搬入・搬出の方法(構造の違い)

・簡易リフト

各階で作業員が扉を開け、手作業でカゴ(搬器)の中に荷物を積み下ろしします。その後、操作ボタンを押して昇降させます。

・垂直搬送機

設備自体にコンベヤが組み込まれています。前後のコンベヤやパレット、AGV(無人搬送車)などと連携し、人の手を介さずに自動で荷物を送り込み、自動で排出します。

②カゴ(搬器)のサイズ制限

・簡易リフト

法律(労働安全衛生法)により、カゴの大きさが「床面積 1㎡ 以下」または「天井の高さ 1.2m 以下」のどちらか(あるいは両方)を満たす必要があります。そのため、パレットのような大型の荷物をそのまま載せるのには不向きです。

・垂直搬送機

法律によるサイズ制限がありません。現場のニーズに合わせて、パレットごと運べるような大型サイズや重量物用にも柔軟に設計できます。

③適用される法律と手続き

・簡易リフト

労働安全衛生法(クレーン等安全規則)の規制を受けます。
積載荷重が0.25トン(250kg)以上の場合は設置報告が必要となり、月次・年次の定期自主検査が義務付けられます。

・垂直搬送機

「昇降機(エレベーター)」ではなく「コンベヤ(搬送機械)」として扱われるため、建築基準法や労働安全衛生法の昇降機に関する厳しい規制や建築確認申請、法定点検が原則不要です。
そのため、導入コストや維持管理の手間を抑えやすいというメリットがあります。

法規比較表

これまで、工場や倉庫に設置する「簡易リフト」に対して、労働安全衛生法(安衛法)と建築基準法の「二重規制」がかかっていました。 2025年11月1日、建築基準法施行令が一部改正されたことで、「簡易ロフト」は労働安全衛生法のみ適用となり建築基準法の昇降機規定は適用除外となりました。

簡易リフト・昇降設備に関する法規比較表(2025年11月改正版)

法規比較表

どちらを選ぶべきなのか

用途や現場による比較

・簡易リフトが向いている現場

  • 運ぶ荷物が比較的軽く、段ボール箱を数箱だけ運ぶなど、手作業での出し入れが苦にならない場合。
  • 稼働頻度がそこまで高くなく、シンプルなボタン操作で十分な場合。

・垂直搬送機が向いている現場

  • フォークリフトで運んできたパレットや、カゴ台車をそのまま自動で上下階に送りたい場合。
  • 物流センターや工場のように稼働頻度が非常に高く、前後のコンベヤラインとつなげて 完全に自動化・スピードアップさせたい場合。
  • 設置に伴う面倒な確認申請の手続きや、毎年の法定点検のコストを避けたい場合。
費用による比較

・予算をギリギリまで抑えたいなら:簡易リフト

基本的に「箱をワイヤーやチェーンで上下させるだけ」なので、本体代や工事費は安く抑えられます。
荷物量が少なく、1日の稼働回数も数回程度であれば、最もコストパフォーマンスが良い選択肢になります。

・長期的な「見えないコスト」を削りたいなら:垂直搬送機

初期投資は簡易リフトより高くなりますが、「法定点検の費用」や「建築確認申請の手続き費用」が原則かかりません。
簡易リフトは、250kg以上になると毎年の点検・報告義務が発生し、そのためのメンテナンス契約代が毎年重くのしかかります。
5〜10年の長期スパンで見ると、総コスト(TCO)で垂直搬送機のほうが安くなるケースが多々あります。

将来の拡張性を見据えた比較

・段ボールやコンテナ、一斗缶などの小物品だけなら:簡易リフト

扱う荷物が、人間が手で持てるサイズの段ボールや通い箱(オリコン)だけで固定されているなら、簡易リフトのサイズ制限内でも全く問題なく運用できます。

・パレットや台車をそのまま運びたい場合:垂直搬送機

簡易リフトは法律上、カゴの大きさに厳しい制限(床面積1㎡以下など)があるため、一般的な1100型パレット(1.1m × 1.1m)は物理的に載りません。
もし将来、取扱量が増えて「手卸しからパレット輸送に切り替えよう」「カゴ台車(ロールボックスパレット)のまま運ぼう」となったとき、簡易リフトのサイズ制限はどうやっても破れません。設備ごと丸ごと買い換える羽目になります。
最初から物流の大型化が見込まれるなら、サイズ制限のない垂直搬送機一択です。

どちらがよいか困った場合は当社におまかせください

工場や倉庫の上下搬送を効率化したいと考えたとき、多くのお客様が「簡易リフト」と「垂直搬送機」のどちらを選ぶべきかで頭を悩ませます。
一見すると似ている2つの設備ですが、そこには「法律の規制」「サイズ制限」「初期費用と維持コスト」、そして「人手不足への対応力」にいたるまで、非常に大きな違いがあります。
「初期費用を抑えたいから」と安易に簡易リフトを選んだ結果、毎年の法定点検コストがかさんだり、将来パレット搬送への切り替えができずに後悔してしまうケースは少なくありません。逆に、オーバースペックな垂直搬送機を導入して予算を圧迫してしまうのも避けるべきです。
だからこそ、搬送機械のプロである当社におまかせください。
当社では、ただ設備を販売するだけでなく、お客様の現場に深く入り込み、以下の視点から最適なプランをトータルでご提案いたします。
「まずは話だけ聞いてみたい」「現状の課題を相談したい」という段階でも大歓迎です。
御社の現場に最もフィットし、長く安心して使える最適な搬送ソリューションを、私たちが責任を持ってご提案いたします。

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「ご依頼の流れ」「よくあるご質問」などを掲載しています。
ご依頼をご検討中の方はこちらもご覧ください。

KNOWLEDGE

知っていただきたい知識や情報などを
紹介しています

  • 垂直搬送機とは
    垂直搬送機は、工場や物流センター、倉庫で荷物を上下階へ運ぶための荷物専用搬送設備です。株式会社NEXTECHでは、用途や搬送物に合わせた導入・更新をご相談いただけます。
  • 簡易リフトと垂直搬送機の違い
    簡易リフトと垂直搬送機は、構造や法規区分、運用方法が異なります。株式会社NEXTECHでは、現場の使用状況を確認し、どちらが適しているか分かりやすくご案内します。
  • 簡易リフトと建築基準法改正
    簡易リフトは、2025年11月の法改正後も安全管理や自主点検が必要です。株式会社NEXTECHでは、法規区分や設備状態を踏まえ、点検・更新のご相談に対応しています。
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