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垂直搬送機とは

垂直搬送機とは?

物流倉庫や工場において、荷物を垂直方向(上下階)へ自動で、かつ連続して搬送するための産業用機械です。
「エレベーター」や「簡易リフト」とは異なり、人が乗ることは一切できません。その分、法的な規制(建築基準法など)が大幅に緩和され、設置コストを抑えながら圧倒的な高スループット(処理能力)を実現します。

特長・メリット

①:圧倒的な搬送スピード

垂直搬送機は、荷物を上下階へ効率よく連続搬送できる点が大きな特長です。エレベーターのように人の乗り降りを前提としないため、荷物の搬入・搬出に合わせた動きがしやすく、物流倉庫や工場の搬送ラインに組み込みやすい設備です。コンベヤやトレーと連携することで、荷物の受け渡しを自動化し、作業の待ち時間や人手による運搬を減らせます。搬送量が多い現場では、作業効率の向上につながります。

②:建築基準法の適用外

垂直搬送機は、人が乗る設備ではなく、荷物を搬送するための産業用機械として扱われます。そのため、エレベーターや小荷物専用昇降機とは異なり、建築基準法上の昇降機規定の適用を受けない設備として導入を検討できます。ただし、設置条件や用途によって確認すべき内容は変わるため、事前に現場状況を整理することが大切です。NEXTECHでは、使用環境や搬送物を確認し、現場に合った設備計画をご提案します。

③:低コストかつスピーディに導入できる

垂直搬送機は、確認申請や法定検査の負担を抑えやすく、導入コストや運用コストを考えやすい設備です。人が乗らない荷物専用の搬送設備であるため、エレベーターのような構造や手続きが必要になりにくく、既存の工場・倉庫・物流センターにも導入を検討しやすい点があります。また、搬送物や作業動線に合わせて仕様を選ぶことで、導入後の使いやすさにもつながります。NEXTECHでは、現場確認を行い、必要な設備をご案内します。

主な種類

トレー式タイプ

昇降路の中に、荷物を載せるための「トレー(棚)」が1つ、または2つ(往復用)配置されているタイプです。下階でトレーに荷物が載ると、エレベーターのようにトレーごと垂直に上昇・下降し、目的の階で荷物を送り出します。

・荷姿を選ばない高い汎用性

段ボール箱、プラスチックコンテナ(オリコン)、底面が不安定な袋物の商品など、トレーに載るサイズであれば形状を問わず安定して運べます。

・多層階(3階以上)の搬送が得意

1台の設備で、2階、3階、4階と、複数のフロアに対して自由に荷物を振り分けることができます。

コンベヤ式タイプ

昇降する「カゴ(ケージ)」の内部自体が、ローラーコンベヤやチェーンコンベヤになっているタイプです。
前後のラインに配置された床面コンベヤと「ガチャン」とドッキングし、コンベヤの回転によって荷物を自動で引き込み、そのまま上下階へ搬送します。

・重量物の搬送に圧倒的に強い

数百kgから1トンを超えるパレット積みの荷物を安全・確実に運ぶために設計されています。

・既存ラインとのスムーズな連携

前後の自動コンベヤラインと完全に一体化させることができるため、フォークリフトでの載せ替えの手間を最小限に抑えられます。

連続搬送式タイプ

「バーチレーター」などとも呼ばれるタイプです。昇降路の内部で、多数のトレーが観覧車や立体駐車場のようにぐるぐると「連続して一定方向に循環」しています。荷物が来ると、動いているトレーがタイミングを合わせてすくい上げ、ノンストップで次々と上下階へ運びます。

・圧倒的な搬送スピード(高タクト)

トレーが往復するのを待つ時間がゼロ(待機時間なし)のため、3つのタイプの中で最も時間あたりの搬送量が多く、エレベーターの数倍の処理能力を誇ります。

・省スペース

連続して荷物を捌けるため、前後に荷物が滞留(渋滞)しにくく、コンベヤのバッファスペースを小さく抑えられます。

法令について

工場や倉庫に昇降設備(上下に運ぶ機械)を導入する際、最も高いハードルとなるのが「法規制」です。荷物用エレベーターや簡易リフトを設置する場合は多くの法律が絡み、申請手続きや維持コストが負担になります。
しかし、垂直搬送機はこれらの厳しい昇降機規制の対象外となるため、非常に導入しやすいという大きな法的メリットを持っています。

垂直搬送機が「建築基準法」「労働安全衛生法」の対象外となる理由

通常、ビルや倉庫で人や物を上下に運ぶ設備は、建築基準法や労働安全衛生法において「昇降機(エレベーター等)」として厳格に規制されます。
しかし、垂直搬送機は以下の条件を満たしているため、法律上は昇降機ではなく「搬送機械(コンベヤ等と同等の扱い)」に分類されます。

  • 人が乗る構造になっていない(絶対に乗れない)
  • 荷物の出し入れ(搬入・搬出)がコンベヤ等で自動化されており、人が直接介入しない

人が直接人が介入せず、機械が全自動で完結するプロセスの一環とみなされるため、昇降機としての法規制が適用されません。

「確認申請」と「定期検査」について

工場や倉庫に昇降設備(エレベーターやリフトなど)を導入する際、避けて通れないのが「建築確認申請」の手続きや「法定定期検査」による毎年のコストです。
結論から言うと、垂直搬送機はこれら「確認申請」も「法定定期検査」も原則不要です。
なぜ不要なのか、そして導入後に必要な実際のメンテナンスはどうなるのかを詳しく解説します。

なぜ垂直搬送機は「建築確認申請」が不要なのか?

一般的に、荷物用エレベーターを設置する場合は、着工前に建築主事や民間審査機関に「建築確認申請」を提出し、法律に適合しているかどうかの審査を受けなければなりません。この手続きには数ヶ月の期間と、数十万〜数百万円の申請費用(設計費含む)がかかります。
しかし、垂直搬送機は建築確認申請が不要です。

・理由:法律上の分類が「エレベーター」ではないから

建築基準法において、確認申請が必要な「昇降機(エレベーター)」とは、「人が乗るもの」または「人が中に立ち入って荷物の出し入れをするもの」と定義されています。
垂直搬送機は、荷物の搬入・搬出がコンベヤ等で完全自動化されており、人が絶対に乗れない構造(搬送機械)として扱われるため、建築確認申請の対象外となります。

・例外としての注意点(床の開口について)

垂直搬送機そのものの確認申請は不要ですが、既存の建物の床を大きくぶち抜いて新しく穴(開口)を開ける場合、建物の構造(強度)に影響を与えるため、「建物自体の構造変更」として建築確認申請が必要になるケースがあります。
新築時に計画する場合や、大規模な改修を伴う場合は、事前に建築士やメーカーへの確認が必要です。

なぜ垂直搬送機は「法定定期検査」が不要なのか?

荷物用エレベーターの場合、建築基準法(第12条)に基づき、有資格者による「定期報告(法定点検)」を年1回行い、行政に報告する法的義務があります。これを怠ると罰則の対象になります。 一方で、垂直搬送機は昇降機ではないため、法律で定められた行政への「法定定期検査報告」の義務はありません。 しかし、垂直搬送機は建築確認申請が不要です。

・義務はないが「自主検査」は必要(労働安全衛生法)

行政への報告義務はありませんが、垂直搬送機は労働安全衛生法における「物動エレベーター」や「コンベヤ等」の産業機械に該当します。そのため、事業者は労働災害を防ぐために「定期的な自主検査(月例点検・年次点検)」を行う義務があります。
行政への書類提出こそ不要ですが、職場の安全を守り、物流ラインを止めないためには、メーカーや専門業者による定期的なメンテナンスが実質的に不可欠となります。

合法かつ低コストで上下搬送を最適化するなら

垂直搬送機は、「確認申請」の手間や「法定定期検査」のコストをかけずに、安全かつ高速な上下搬送ラインを構築できる最適なソリューションです。
当社では、お客様の既存工場の構造を確認し、建物側の確認申請が必要かどうかの事前診断から、導入後の自主検査(メンテナンス計画)までトータルでサポートいたします。
「うちの倉庫に置く場合はどうなる?」とお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

当社の取り扱う「トレーリフター」は【安全・安心・安価の3大主義】

  • 安全

    作業員が昇降路内へ入らずに荷物を搬送できるため、作業時の接触や転落などのリスクを抑えやすい設備です。安全な搬送環境づくりに役立ちます。

  • 安心

    トレーリフターは垂直搬送機に分類される荷物専用設備です。人が乗らない構造のため、簡易リフトからの更新先としても検討しやすい設備です。

  • 安価

    従来の簡易リフトに近い価格帯で導入を検討しやすい点が特長です。設置費用や運用コストを抑えながら、現場の上下搬送を改善できます。

垂直搬送機は

法規制の適用を受けません!

  • 新しいタイプの垂直搬送機。従来の簡易リフトニーズに最適です。
  • 荷さばきがコンベア上で行われる、絶対的に安全なリフターです。
  • トレーリフターは垂直搬送機に分類されていますので、建築基準法の適用を受けません。
  • 抜群のレイアウト性能。C型、Z型はもちろん、横からの出し入れも可能です。
  • 安全柵外開にフォールデンゲートを標準装備。安全にお使いいただけます。
  • 垂直搬送機はエレベーターと異なり確認申請、完了検査が不要です。
  • 法定点検不要で、ランニングコストを安く抑えられます。

簡易リフトと垂直搬送機の違い

簡易リフトの規制が緩和されたことで、「垂直搬送機」と「簡易リフト」のどちらを導入すべきか迷うケースが増えています。
それぞれの法的な位置づけや用途・管理に関する違いなどを整理しました。
ご検討中の方の参考になれば幸いです。

FLOW

「ご依頼の流れ」「よくあるご質問」などを掲載しています。
ご依頼をご検討中の方はこちらもご覧ください。

KNOWLEDGE

知っていただきたい知識や情報などを
紹介しています

  • 垂直搬送機とは
    垂直搬送機は、工場や物流センター、倉庫で荷物を上下階へ運ぶための荷物専用搬送設備です。株式会社NEXTECHでは、用途や搬送物に合わせた導入・更新をご相談いただけます。
  • 簡易リフトと垂直搬送機の違い
    簡易リフトと垂直搬送機は、構造や法規区分、運用方法が異なります。株式会社NEXTECHでは、現場の使用状況を確認し、どちらが適しているか分かりやすくご案内します。
  • 簡易リフトと建築基準法改正
    簡易リフトは、2025年11月の法改正後も安全管理や自主点検が必要です。株式会社NEXTECHでは、法規区分や設備状態を踏まえ、点検・更新のご相談に対応しています。
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